WJ15号感想

今日はちょっぴり宣伝。
聞くところによると、2ちゃんねるでは無職ということになってるらしい僕ですが、一応世間向けには作家の肩書きで生きてます。
でもって、こないだ新作「完全覇道マニュアル」が出ましたんで、良かったら買ってやって下さい。
amazonとか、そこらへんの書店とかで売ってます。
普段、偉そうにジャンプ漫画にダメ出ししてるヤツが、そいつ自身はどういう作品を作っているのか。偉そうに言うだけのことはあると感心するも良し、こんなものかと鼻で笑うも良し。
興味があったら読んでみてください。もちろん僕は前者のつもりで書いてますよ。


ところでコミ通ですが、前回ジャンプ感想でコメントしたところ、編集長さんが見てらっしゃったみたいで、当該箇所を修正なさってました。
個人サイトのイチ意見までフィードバックして頂いて、なんか双方向な感じで良いですね。
インターネットだ。


☆☆☆テニス☆☆☆

・「眼力、ここに極めり」
今週の小笑いポイント。
「ここに極めり」って!
「とうとう観念したとみえる」といい、許斐先生は最近何に影響を受けているのだろう。

・「『手塚ゾーン』敗れたり」
やっぱ時代劇なのかなー。

・「そして――」
この引きからして、絶対次のページでどっちかが勝利してるシーンが来ると思ったんですよ。
許斐先生にしてはずいぶんあっけない幕切れだったなー、なんて思ったんです。
そしたら……

だめですね、僕は許斐神に対する信仰が足りないようです。

・ダブルKO
電車の中で大笑いしてしまいました。
ダメだ! やっぱテニスは外で読んじゃダメだ!
それにしても、テニスでダブルKOだなんて、本当に許斐先生は天才だ。
惚れ直した。

・「スコアはタイ。起き上がった者が勝利する」
なにこれ、どこの天下一武道会?
タイブレークなら2点差付けなきゃいけないから180秒な気がするんですが、どうなんでしょう。
でも、実際のテニスではこんなことありえないから、例え間違ってても許斐先生を責めれないです。

で、これってやっぱり、今後は「スマッシュでダメージ→起き上がれずに勝利」の流れの伏線ですよね?
これからはノックアウトテニスが普通になっていくんですよね??

・「越前、起き上がれよ! いつものよーによ!!」
「いつものよーに」って、一体いつそんなことがあったのでしょうか。
あー、でも、田仁志様の時は吐血しながらもテニスしてたなあ。
吐血したら普通テニス続けないもんなー。
うん、越前少年すごいや。立ち上がれ、いつものように。

・次号、決着!?
どっちかが起き上がりそうな雰囲気ですが、まあ勝つとしたら普通に越前少年でしょう。
でも、跡部様の坊主を避けるためなら、両者起き上がれず、またしても補欠戦というのもありえると思います。
実際のところ、許斐先生は跡部様を坊主にすることなどいささかの未練もないと思うし、むしろ嬉々としてやりそうな気さえするんですが、補欠の「滝vs不二」or「滝vs河村」が見れるなら、坊主は泣く泣く諦めてもいいです。
やっぱ、第一希望は「滝vs不二」かなー。


☆☆☆ブリーチ☆☆☆

・矢胴丸リサさん
あれー、「めがね」「黒髪」「日本刀」と、これだけの萌えアイテムを揃えておいて、なぜ萌えれないのだろう。
どうでもいいけど、昨日知り合いの女の子の前でジャンプ読んでて、「なんで萌えれないかなー」と呟いたらすごい目で見られましたよ。「何言ってるの、この人」みたいな。
でも、「なんで萌えれないかなー」は、我ながら口に出して言う言葉じゃなかったと思います。
ついカッとなってやった。今は反省している。

・リサ「あたしが死なへんかったらね」
cf)シズク「来週死ぬのあたしです」

なぜだろう、なぜ萌えれないのだろう。
シズクで感じた、切ないような遣り切れないような胸を締め付けられるような、あの微妙で複雑な感情がなぜ湧き起こらないのだろう。
「久保先生がオサレだから」
という一言で逃げてしまいたい自分がいる。


☆☆☆ワンピース☆☆☆

・サンジvsカリファ
サンジがカリファさんを(少なくとも実力では)圧倒していることに凄まじい違和感を感じます。
サンジって強いイメージないんですよね、全然。
でも、それ以上にCP9のヘタレ化が違和感なのかも。
アイスバーグ邸でのCP9はサンジじゃ歯が立たないくらい強そうなイメージだったんだけど、どんどん「海軍の中のちょっと強い人」になっちゃってます。

・クマドリ
なんでこの人はあそこまで有利になりながら、口上を述べる前に刺せないのかな。
そんなこんなしてるから、チョッパーに蹴られちゃったし。
まあ、クマドリさんはバカキャラだからそれでもいいんだけど……。

しかし、ほんと誰一人としてマジメに戦ってないですね。
なんなんだこの戦い。

・鍵をスッてたナミ
非常に正しいナミの使い方。
そうですよ、ナミはこれでいいんですよ。
ウソップは狙撃だけで良し、ナミは窃盗だけで良し。
そんな勢いでいいのに、結局ナミはカリファとタイマン張ることになっちゃうんですよね。
ナミはクマドリ相手にはあんなに劣勢だったのに、なんでカリファさんだとあんな自信満々で偉そうなんだろう。

でも、サンジを負けさせたのは偉いと思いました。
「なんだ結局ナミvsカリファかよー」ってなりかねないところですが、サンジリタイアってのが挟まったおかげで安易にそう言えなくなりましたからね。
これを大事にするためには、サンジにはこのまま今シリーズ終了まで寝ていて欲しいんですが(途中で復活したら結果的に「なんだ結局〜」ってことになっちゃいます)、しかし、たぶん途中で復活するんでしょうね。
だって、チョッパーが応急処置に乗り出したんだもん。
こりゃ全快するね。

・クマドリさん
で、この人はガードとか避けるとか鉄塊とか、そういうことはしないの?


☆☆☆ナルト☆☆☆

・「カカシ先生ならそんな言い方・・・」
サイに対する「サスケなら〜」もですが、ナルト&サクラのこの言い方は癪に障るなあ。
なんか、「昔は良かった」「これだから新参者は…」「オレたちにはオレたちのやり方が」みたいなのをガンガン感じます。
劇中でヤマト隊長も言ってる通りサクラは大甘だし、なんか今回の主人公コンビはいいところないなあ。

まあ、元がヘタレアイドルのサクラなんだから、今回の、っていうより、いつも通り、というべきなのかな。

・「けど、カカシさんとボクは違う」
先週、あれだけクソの役にも立たなかったヘタレ神サクラには一言の責め言葉もなかったのに、今週はずいぶん厳しいです。
良く基準が分かんないです
やっぱり、「カカシ先生なら〜」にカチンときたのでしょうか。

・「サクラちゃん…」
なんかこのコマのナルト、すげえ怖い。


☆☆☆銀魂☆☆☆

・うまい棒
ちょ、これ、トルネコの巻物じゃん!

・押尾学人
お塩大先生、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
みんなのアイドルお塩大先生。
先生の素晴らしさが分からない人はここらへんとか見るといいよ。
天道先生のはてな解説でも何故か名前が出てくるような有名人。
最近、押尾先生が「語録の98%は勝手に作られた」といってたけど、僕は信じてるよ押尾先生。信じられても困るだろうけど。


☆☆☆リボーン☆☆☆

・「ガキにゃあ、中距離支援の武器の渋さはわかんねーよなぁ」
あれは中距離支援だったのか……。
ヘックス制のシミュレーションゲームだと2〜4マス攻撃みたいな武器ってことですよね。
獄寺くんは確かに中距離攻撃ではあったけど、支援してるイメージはないなぁ。
魔法使いユニットが1対1で敵と渡り合ってる感じ。

・「紙飛行機飛ばしてみな」
このエピソードはナイスだったと思うんですが、しかし、なぜあの技を習得しようとして、今の自爆特訓みたいなことになるんだろう。

・「ああ! 危ない!!」
確かにこのシーンの獄寺君は大変危険ですが、それよりも、獄寺君は誰も人がいないものと思ってあっちこっちに爆弾放り投げてるんですから、横で傍観してるこの二人もずいぶん前から危ないと思います。


☆☆☆ペンギン☆☆☆

・僕が描いた脇知弘くん
この漫画が連載開始して以来、一番笑いました。
そうそう、脇くんだけ怖いんですよね、これ。
僕も以前ネタにしたことがあるんですけど、これはおそらく脇くんが「スカイハイ」に出たときの悪人役のキャラですね。
あんまりにも不思議だったから、いつもこんな顔してるキャラなのか調べたこともあるんですよ。
もちろん、普通の写真は笑顔とかで写ってました(笑顔も怖いけど)。
なんで、この広告はこれを使ってるんでしょう??
脇くんは悪人役が多いのかな。

・学園天狗
前回はよかったけど、今回はいまいち。
「天狗に」なってないですよ。
これじゃ、ただの鼻が長い人じゃん。
もっと高慢ちきじゃないと。

・デート中バカップル
バカップルシリーズで初めて笑えました。
ていうか、これ、バカ彦くんがバカップルになっただけかも。


☆☆☆ムヒョ☆☆☆

・「あ! 破魔丸!!」「その手があったか!」
いいなあ、こういうヘタレっぷりを見ると心が和みます。
「その手があったか!」って。
気付こうぜ、あんたも。
五嶺さんから、「グループを立て直せ」と後を託された左近裁判官補佐。
うっかり道を間違えて、うっかり警察を呼んじゃって、パートナーが危機に陥っても全くの無力。
素晴らしいなあ。

・無駄死にエビスさん
無力と言えばエビスさんも全くの無力。
いくら冷静を欠いていたとはいえ、この人、突入してからこの方、何の役にも立ってません。
霊能力っぽいこと何もしてませんよ。
ダーッて走ってるだけ。

・ところで
西先生の中では、五嶺&エビスはもう良い人になっちゃってるんでしょうか。
確かに合宿を挟むことで、「とにかく悪い人」から「自己の都合のために悪事をしてた人」には変化しましたが、なんらプラスイメージにはなってないですよ。
そこらへんどうなんだろう。
五嶺さんが助かったら、また一般人相手に恐喝まがいの行為を繰り返すのかと思うと、もうどうなってもいいんじゃないかと思ったり。


☆☆☆もて王☆☆☆

・「今なら惑星だって吸い寄せられる気がするぜ!」
劇場版テニス特製手塚ゾーンかな。
手塚は創造神だからなー。

・「どんな境地に至ろうと、この技だけは誰もマネできまい」
再びテニスネタ。
越前少年はいま使ってますけどね。
結局、越前少年がマネできたのはどういう理由からなんだろう。

・黒い三連星
ガイア、マッシュ、オルテガから成るジオン軍のエースパイロット。
ガイア、マッシュはそのまま。
オルテガは「おおがてるみ→おがてる→おるてが」。
一瞬わからなかったよ!
ていうか、木村ガイアはバキの野村ガイアさんの方を先に思い出しちゃったし!
野村ガイアさんもヘタレ史を語る上では欠かせないですよねー。

ちなみに、黒い三連星は初代ガンダムではこんな感じ
SEEDでは何故か美形化して再登場。

・「フフフフ……ファーッハッハッ 完璧だ!!」
木嶋先輩は本当にテニスネタ要員だなあ。
で、やっぱりこれは、誰が見ても面白いポイントだったんだ。

・「イスを踏み台にしたあー!!?」
面白すぎる。
でもガンダム知らないと何も分からないんだろうな。
実質上のオチなのに、思い切ったネタを持ってくるなあ。

・「あいつ、矢射子だよな」
そうそう、こんな変装で誤魔化せるわけないよなー、と思ってたら、ちゃっかり気付いてました、阿久津。
なんかこういうの良いですね。


☆☆☆蟲人間☆☆☆

序盤はよかったんですが、どんどん失速していきました。残念。

・「ざけたメール送ってんじゃねーよ!!」
その前に、彼はどうやってキリさんのメアドを知ったのだろう。
友達でもないのにメアドだけ入手ってどういう状況なんだろう。
キリさんは携帯サイトでもやってんのかな。
そして、地蜘蛛くんはどうやって彼らのメールやり取りを知ったのだろう。

・黒田正義くん登場
しかし、ホント何とかならないもんですかね。
なんで、最近のジャンプの読切漫画って、登場した途端に「あー、こいつだ」って分かっちゃうんだろう。
先生方、ちょっといくらなんでもステロタイプすぎませんか?
もっと読者裏切ろうよ。もっとテニスを参考にしようよ。
矢吹先生の読切(トレースボーイだっけ?)だって、もっと読者を裏切ってくれましたよ?

・「人の忠告聞かねー奴の末路はよ」
この台詞まで予測できちゃったよ(´・ω・)
しかし、なんで黒田君はここで仮面を取っちゃったんだろう。
ここで正体バラしちゃ今まで蟲人間のフリしてた意味ないじゃないですか。
ここらへんのアラが酷いなあ。
ストーリー進行のためにキャラをおばかさんにしてます。
ジャンプに掲載っていう、新人マンガ家にしてはこれ以上ない晴れ舞台で、どうしてこんな手を抜くのかな?

・主人公変身
なぜ、これほどまでにカタルシスを感じないのだろう。
思うに、主人公は変身などしなくても、黒田くん程度楽勝でブチのめせそうだからじゃないでしょうか。
「うん、元から強かった主人公がさらに強くなったね」って感じ。
相手、普通の人間ですしね。
なんか取って付けた感じの変身です。

これ、もういっそのこと主人公変身させずに終わっても良かったんじゃないですかね。
黒田君とヒロインだけで蟲関連を終わらしちゃえばオシャレな漫画になった気がします。
でも、子供にはウケが悪い(=ジャンプ向けじゃない)んだろうな。


☆☆☆ツギハギ☆☆☆

・「わしはおぬしらが気に入ったんじゃ」
わからん。
一体彼らの何を気に入ったんだろう。
自分の番犬を軒並みブチ殺されただけじゃないですか。
さっぱり分かりません。
誰か分かるように説明してください。

・「誰が書くかボケェ!!」
いや、書けよ!!!!
わざと事実を隠蔽するのも、事実を歪曲するのと変わらないと思うんですけど。
編集者さん、あんた何のためにいるの?
ていうかこの場合、真相は非常にくだらなかったものの、うっかりその周辺に足を踏み入れた作家たちが無残に殺されていることも事実なわけで、彼らがこの事実を発表しないことで、今後も作家の犠牲はどんどん増え続けることが予想されます。
それ考えると、やっぱ発表しろよ。
このじいさんも、結局個人的な理由だけでバリバリ人殺してるし、許せる道理はまるでないんですが、この漫画的にはこれでハッピーエンドみたいです。
んな、アホな。

・「夭逝しろよ」
発表するのは気が引ける、しかし、発表しないことで今後も作家の犠牲が増え続ける。それも気が重い。
となれば、彼らとしては「このじいさん、早く死ねばいいのに」と思うのも当然。
「夭逝しろよ」
なるほど、と頷かされる台詞です。

・「大丈夫です、もう治りかけですから」
なにこれ、どこのワンピース?
まあ、治癒までの程度はともかく、治りかけなことは治りかけといえるのかな・・・。
壊死しない限り、怪我した瞬間から治癒に向かっていると言えなくもないし。

ところで、あばらってクシャミしても折れるんですね。
僕、クシャミした瞬間めちゃくちゃおなかが痛くなることあるんですけど、あれってもしかして折れてんの?
カルシウム、ちゃんと取ってるのになー。


☆☆☆ミスフル☆☆☆

・黒光
確かにこれもすごいのかもしれないけれど、160kmのフォークはどうなったんでしょうか。
あれだけでも十分打てないと思うんですが。

・「そうだ・・・一回でも多くこの4番をねじ伏せておくのが」
敬遠すればいいのに。

・「螺旋やったんや!」
トルネードスネイクの秘密がこんなところで分かってしまいました。
海堂少年のあれはジャイロだったのか。
そのうち飯匙倩も解明してくれることを期待してます。


☆☆☆タカヤ☆☆☆

はい。一週経ちましたが、何の解決法も浮かびませんでした。
ちょっと今週は忙しくて2ちゃんも見れてないです。
向こうでは何か良い発見はあったのでしょうか。
誰かチェックしてる人いたら教えてください。


で、今週ですけど、この謎だらけの全く意味の分からない展開に、少しだけ接点ができてしまい、映研説の可能性が大分失われてしまいました。
人間離れした強さ(と思われる)渚の祖父は、実は異界の英雄だった。
と、そう言われれば、第一部の学園編の設定も遡って繋がってしまいます。
人間界に来た前王は、都市化された日本を見て驚くわけですね。
「なんだこれは! ビルばっかりだ! 緑が足りない!!」
そこで、前王は緑がたくさんの閃武学園を作り、「うん、前の世界と同じくらいだ」と安穏に暮らしてるわけですね。
おお、ばっちり繋がった。
第一部とのリンクが出来たことに僕たちは喜んでいいのでしょうか。どうなんでしょうか。



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