●WJ11号感想

2つ、素晴らしいことがありました。
まず第一にハンターが復活したこと。たった一週のオヤスミで復活するなんて、富樫先生はなんて立派なマンガ家だろう。
そして次号予告(128P)。ついに13号から、聖少女尾玉なみえ復活です!
噂はホントウだったんですね。しかも「少年エスパーねじめ」、とな。「マコちゃんのリップクリーム」の方が良かったとかちょっと思ったのは内緒ですヨ。


☆☆☆ハンター☆☆☆

復活のハンターハンター。
一週間で復活しただけで「富樫、がんばってるじゃん!」とか思ってしまいます。間違ってますね。

それで今週もハンターはゴンキル修行のお話だったんですが、正直途中までかなり微妙でした。
なんでこんな無意味で退屈な修行を一週かけて描いてるんだろう?ドラゴンボールの戦闘シーンよろしく、めんどくさくなって頭を使わないマンガを描き始めたのか?と、ちょっと本気で心配しました。ココまでの時点では黒猫と同じくらいつまらなかったです。
それでも最後に「周」というキーワードが出てきたので納得。一見、退屈なだけで無意味に見えたこの修行も新しい念の形「周」に関連するということで、一つの物語としての意味を持ちました。これだけやって「筋力が上がった」「体力がついた」という結果では納得できませんからね(同じ「筋力を上げる」修行なら、ゾルディック家守衛での修行の方が今週のよりひねってありますし)。最後に「周」を出し、筋力や基礎体力をそれに結びつけることで今週の話が一つのエピソードとして成り立ったわけです。

でも、そこに至るまではやっぱり地味〜な修行だったわけですし、あんまり読み返そうとも思わない内容です。今回のは描かなければならなかったエピソードでしょうし、コレはコレでそれでも良く出来ていたと思うので、まあ来週に期待しましょう。


☆☆☆たけし☆☆☆

残念ながら、手袋と軍手の違いも分からない少女にはシルクもカシミアも分からないと思いますよ。
それと、100円ショップで手袋は買えることをナナちゃんには教えてあげたいですね。


☆☆☆あっけら☆☆☆

読切作品の連載化です。
読切版とは微妙に設定の違うお話で、表紙のくのいちっぽい女性から、作者の「打ち切られないためにも萌えキャラ作るぜ!」というストレートな情熱を感じることができます。

それで内容ですが、個人的には刀魔の設定が良かったと思います。剣というのは切れば切るほど鈍くなるのが当然。そこのところをちゃんと活かした設定に興味をそそられました。ただ、「折れることのない刀」⇒「生きた刀」という展開はちょっと唐突すぎる印象を受けたのでもう少し詳細な設定が欲しかったです。これに関しては、今後劇中で語られそうな気もするので気長に待つとしましょう。

あとは読切のときと同じく「ギャグがいらない」というとこでしょうか。軽いユーモアならともかく、狙ったギャグはこのマンガの雰囲気を壊しているだけな気がします。それとこのマンガもやはり「特殊武器でないと敵を倒せない」という設定。まぁ、こっちの方がマジョリティなんですけどね。ソワカのように物理的に倒せるともっと作品の質が上がる気がするのですが・・・。

ところでこの作品。ものすんごい打ち切り臭が漂ってくるのですが、どうでしょう??


☆☆☆サクラテツ☆☆☆

今週は素晴らしい一話!
パンツに書かれた「良心」の二文字が当初なんの意味かさっぱりでしたが、「最後の良心を脱ぎ捨てるぞ!」のコマで爆笑!
まあ、オチはあんな感じですが、「サクラテツ」はほのぼのマンガなので別にOKです。

しかし、最後から二つ目、って気になるなぁ。あと二つは打ち切られるハズ。大丈夫かな。小栗先生もあっさりと11週で切られたし、藤崎先生といえども可能性はありますね・・・。恐ろしい。


☆☆☆ライパク☆☆☆

ものすんごい打ち切りっぽい一話。
本気で打ち切られたかと思いました。
新しい多くの敵が出て、今から試合が始まるぞ!っていうところで打ち切られるパターン多い気がします。
ロビンってコロコロのキャラっぽいですね。ミニ四駆とか使ってそう。


☆☆☆ルーキーズ☆☆☆

好きでも嫌いでもないルーキーズですが、今週の車椅子のエピソードには流石に辟易しました
いやぁ・・・どうかと思いますよ。やりすぎでしょう。
基本的に臭〜いお話を、僕のようなひねくれた人間でもなんとか読める程度にドライに描いてるのがルーキーズというマンガだったハズなんですが、今週のは森田先生、ちょっと安易に走りすぎです・・・。


☆☆☆こち亀☆☆☆

今週のは久しぶりに本気で笑えたお話でした。
囲碁柔道対決が最高です!
剣道対決3本のテンポまでは良かったんですが、やっぱりオチが決まらないのが最近のこち亀症候群。残念です。

ところでこち亀ではしばしば冒頭に何の関係もないエピソードが挿入されますが、アレはやっぱりページ数調節なのでしょうか。


☆☆☆にゃんタロー☆☆☆

先週、「打ち切り確定ではないでしょうか」と書きましたが、見事打ち切られてました。
しかしまぁ当然といえば当然でしょう。特に黒之介編に入ってからの凋落っぷりには目を覆うものがありました。
打ち切りという内容上、あまり中身について触れることもないと思いますが、それでも黒之介に対するフォローが全くない辺りがとにかく悲惨です。今週で打ち切りを迎えたことにより、内容的にもかなりの駄作に仕上がってしまったと思います。テンテン好きの僕としては残念で仕方ありませんが、にゃんタローは打ち切られるべくして打ち切られた、と考えざるを得ません。

にゃんタローの敗因が何かと考えれば、それはやはりシリアスな展開をしてしまったことではないでしょうか。
僕も小栗先生がシリアスな話を描くとここまでつまらないとは思いませんでした。
序盤の小者妖怪とのちょっとした戦いではまだ見所もありましたし、ほのぼのマンガとしての存在価値もありました。なので僕も最初の方は「この調子でえんえんだらだらと続いて欲しい」などと書いていたものです。
しかし、今にして思えば僕の見識は甘かったというべきでしょう。主人公にゃんタローがかなりの強者であり、明確な敵の存在するこの世界では、必ずバトルとシリアスな展開、そして敵のインフレを招く結果になってしまいます。

とはいえ、ジャンプの打ち切りがずいぶん早いうちに決定すること(5週目辺り)を考えると、ほのぼの路線でやってる頃からすでに黄信号が点滅していたのかもしれません。そこでシリアス路線を見せるも自分のクビを締める結果になったのでしょうか。
初期の路線で人気が取れていなかったということは、この「にゃんタロー」の世界観では小栗先生は実力を発揮できなかったということでしょう。
次回作は「クエスチョンマンくん」のような、戦闘もシリアスも入りようのない世界観でギャグを描いて欲しいものです。



☆☆☆ミスフル☆☆☆

犬飼の悔しそうな顔を見るたびに、胸の晴れる思いがします。ウケケケケ。
根津クンが十分使えるピッチャーとして大成したことで、もはや犬飼の出る幕は本格的にないでしょう〜。いやぁめでたい。(でも出るんでしょうね〜。ピッチャー交替の際には一言くらいワビを入れてかわいいところも見せて欲しいモンです)

そんで、兎丸クンの「ギロチン」。
あっちゃぁ〜〜、バレバレですね〜。
このヒキ、本当に分からない人がいるなんて作者考えてるでしょうか。
まぁ鈴木先生のことなんで十中八九単なる大根斬りなんでしょうけど、もう一工夫あったらちょっと見直します。


☆☆☆黒猫☆☆☆

このワーウルフの登場がクロノナンバーズと星の使徒との戦いに何の必然性もないうえに、戦闘自体がとてもつまんないため、かなりどうしょうもない黒猫。はぁ・・・期待してたんですけどねえ。
クリードの語る夢の内容にナノマシンがどの程度関係あるのかが問題ですが、ナノマシンが絡んできた時点で幻滅ですし、どうせたいしたことじゃないんだろうから、もうどうでもイイです。


☆☆☆ソワカ☆☆☆

おそらく来週で打ち切られるであろう、ソワカ。
相変わらず妙に緊迫感のない戦闘シーン。
とりあえず百鬼に囲まれながら呑気に会話してる二人はどうかと思います。



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