●Sound Blaster Platinum!





Windowsパソコンで最もよく使われているのはサウンドブラスターシリーズだと言われます。
なんでも他のアプリケーションやゲームはこのサウンドブラスターで動作確認をしているらしいのでサウンドブラスター買っとけば間違いないからという話です。
値段的には安いのから高いのまでありますが、ラインジャックの質など基本的な部分はどれも変わりなく、付加される機能とバンドルされるソフトが違ってくるワケです。

僕は最初はマザーボードに乗っかってたサウンドチップを使ってたわけですが、オンボードのサウンドチップは基本的に安くあげるために作られているので「音は鳴ればいい」ってかんじです(^^;
音のしょぼさがイヤになった僕は、まずAUREAL社のSQ2500(一万くらい)を買いました。
これは別段問題なく、音も良くなった気がしてずいぶんこれでやっていました。

んですが、あるときバンドの関係でCDを作らなくちゃならなくなりました。
いったん、曲をパソコンに入れてCDに焼こうとしたのですが、そのころはレコーディングはMDに録っていたため、コンポからパソコンに入れることになったわけです。

初めてのCD製作ということで意気込んだ僕は「よし!デジタル入力のあるカードを買おう!」と思ったわけです。
SQ2500はデジタル出力はあれどデジタル入力はないので、ここでお別れ。さようなら僕のサンド…ゲフッ、SQ2500。

最初は外付けのサウンドボードを購入しようと思ってたのですが、なんてこったい、外付けのサウンドボードは大体USB接続なわけですね。店員さんに「あんたのマザーボードじゃチップセットの関係で動かないかもしれんねえ」と言われ、3万近い買い物にそんなリスクを背負うのはイヤなので、諦めてサウンドブラスターを買うことにしました。デジタル入力は上位2種が備えていたのですが、まあ折角なのでいちばん高いプラチナムを買ったというわけです。当時2万5000〜3万くらいだったと思います。

それで、結局のところ「ミニコンポがMDのデジタルアウトをサポートしていなかった」^^;ということで、僕のプラチナムは無駄になっちゃったんですけど、まー、プラチナムなかなか役に立ってくれるのでいいです!(苦笑)

プラチナムにはパソコン本体のフロントパネルの5インチベイに様様な接続モジュールを集めたLive!Driveなるものを付けることができるわけです。それまではケーブルをいちいち本体を動かして後ろにあるちっちゃな穴を探して差し込んでたわけですが、フロントにあるのでラクラク取り付けできます。マイク入力端子にはボリュームタブもついてるので、マイクで何か入れるときには録音レベルオーバーしないようにカンタン調節できます。ヘッドホン出力端子にもボリュームタブがついています。


それではそんなサウンドブラスタープラチナムの良いところを紹介。


●ミキサーがついてくる

当たり前といえば当たり前ですが、バンドルされている基本ソフトの中にミキサーがあります。
アナログ入出力、デジタル入出力が各数種類ずつ用意されているサウンドブラスターを一括管理できます。
もちろんイコライザーもついていますし、パンを振ることもできます。

●エフェクターもついてる

エフェクターもついてきます。
リバーブ、コーラス、フランジャ、ディストーションといった基本的なものからリングモジュレーター、ピッチシフターなどまであります。これらにそれぞれ効果やかけ具合を調節できます。そしてこれら数種類を組み合わせて登録することができますので、MIDI聴くときはこのエフェクターで、CD聴くときはこのエフェクターで・・・というふうに使い分けできます。
CDなどの市販されている音楽は、何も手を加えなくとも最適な音で聴けるように出来ているので、さらにエフェクターをかけるかどうかは各人の趣味ですが、MIDIは逆に、各人が好きなエフェクターをかけることを想定して作られています。つまりMIDI自体にはほとんどエフェクターが掛かっていないのです。
僕は大体リバーブとコーラスを軽くかけて聴いています。ドンシャリの音楽とかは無い方が聴きやすかったりしますが、ゲームやってるときは掛けた方が好きですね(^^
サウンドブラスターのエフェクターはリバーブとコーラスは評価が高いそうです。エフェクターに詳しいわけではないので、僕にはよく分かりませんが・・・(汗)
あと、DTMやってるときにCubasisやSoundForgeXPの中にしっくりくるエフェクターが無かったときとか、コレで試したりもしています。

●サウンドフォントが使える

サウンドフォントは一言で言うとMIDIで鳴る音を好きに変えれるというものです。
MIDIはMIDIノートという記号にそってMIDI音源を鳴らしているわけですが、その音源を自由に変えれるというわけです。音源は市販されているのもあるし、ネット上のあちこちにも落ちています。
たとえばココとか。
自分で落としてきたMIDI音源を好きに組み合わせたり、またバンドルソフトのviennaを使えば音源の編集もできますので、自分の耳に自信があれば納得するまで音源を作りこめます。僕はそこまでの耳がないので出来ませんが(^^;
さらにサウンドフォントは自分で編集ができるため、サンプラーとしての使い方もできます。
これも僕にできないことはいうまでもない。

Creative Recorderが意外と使える

バンドルされている基本ソフトにCreative Recorderというものがあります。
パソコンで音を録音するとき、最初からウィンドウズに入ってるソフトはサウンドレコーダーでしょう。
しかし、このソフトは60秒までしか録音できないという致命的な欠点があります。
まあ、長時間録音するだけならフリーソフトでHotWaveとかいろいろあるんですが、僕はCreative Recorderを使っています。理由は単に、このソフトに録音ソースを選択する機能があるのでいちいちミキサーを開かなくて済むから便利、ってだけなんですけどね(^^;

●Creative Digital Audio centerが使える

これは音の総合再生ソフトですね。メディアプレイヤーみたいなものです。
どうにもインターフェイスが気に食わないんで使ってませんが(笑)、MP3変換のためだけに使ってマス。
しかし、思うに音楽プレイヤーソフトは日本語に対応してないと、一生懸命打ち込んだ曲のタイトルやらなんやらが文字化けしちゃって悲しいっすね。

●バンドルソフトたち

人によっては「サウンドブラスターはバンドルソフトで値段を吊り上げてる!」って怒ってる人もいます。
僕もそんな気はしないでもないですが、バンドルソフトは使えるのが結構ありました。

Mixman Studio・・・DJ気分が味わえるというソフトです。音ネタがたくさんあってこれを適当に組み合わせるだけで、なんとなく音楽が作れます。便利。なお、この音ネタはtrkファイルっていうものなんですけど、Cubaseシリーズに対応しているため、Cubaseで曲を作るときの音ネタとしても使えます。この音ネタもやっぱりネット上に落ちています。

Sound Forge XP・・・波形編集ソフトSound Forgeの下位バージョンです。波形編集っていうのは音を波の形で表示するもので、細かな編集ができます。下位バージョンながら操作性が良く、インターフェイスが分かりやすいので、僕は結構使ってマス。このソフトだけで一曲リミックスをつくったこともあります。エフェクターも多くは無いですがついてます。CDを作る際に、音量レベルを合わせたり曲の最初と最後の空白を削ったりと大活躍です。

CalkWalk・・・MIDIシーケンサーです。MIDIシーケンサーとしての能力は高いみたいですが、HDR(ハードディスクレコーディング)ソフトとしてはオーディオトラックが4つまでしか使えないので使いませんでした(^^;
でもモノ自体は良いと思います。

バンドルソフトには他にもThiefなどの面白そうなゲームが付いてきましたが、時間がないので残念ながらまだやってません。時間が欲しいよぉ〜(;;


サウンドブラスターの良いトコはこんなかんじです。
バンドルソフトはランチャーがシステムリソースの大食らいで全く使えなかったことを除けば、まあそれほど困ったことはありません。使えないソフトも多いですが・・・(−−;


ところが、こないだ久しぶりにサウンドカードを見ていたらショッキングなものを発見してしまいました!
なんとプラチナムにニューバージョンが出ていたのです!
CalkWalkの代わりにCubasisが付いてきて、しかもお値段据え置き1万5000円(><)
がびーん!3万も出して、しかもCubasisは別売り(一万)で買った僕って何なの・・・(涙)


というわけで、いまプラチナムは買いどきですよ〜。無駄にリモコンまで付いてるし(笑)
でもまあ普通の人は1万5000円でもサウンドカードは高いと思うんでしょうが・・・(^^;





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